D.I.P.

ABOUT PLASTIC POT

 

PLASTIC POT

機能性とデザイン性を兼ね備えた新しい形の植物鉢を提案していきたい。

その想いから、プラスチック鉢の制作を始めました。

 

プラスチック製の鉢の特徴として、その軽さや扱いやすさ、保温効果など、機能面としては植物育成に充分適した鉢といえます。

 

ただ植物鉢の業界において、プラスチック製の鉢は機械による大量生産が主流。

そのため、陶器鉢のような一つ一つのデザインに注力したものではなく、大衆的なデザインのものが多いという現状です。

 

機能面に加えそのデザイン性を高めることで、植物を育成する楽しさの一つである「鉢選び」というジャンルにおいて、新たな選択を提案できる事を目標としています。

 

 

 

DESIGN

 

D.I.P.の提供するプラスチック鉢のデザインコンセプトは「陶器鉢のような造形美を持ったプラスチック鉢」。

 

原型となる鉢は陶芸家に協力頂き、陶器と同じ手法で轆轤(ろくろ)を回し、成形しております。

 

日本の美意識を代表する「わび・さび」を生み出した千利休の「不完全を愛する」という精神性に則り、

 

直線であり完全な直線ではない。

曲線であり完全な曲線ではない。

 

という、人の手を使うからこそ生み出せる造形美をプラスチックという素材に落とし込む手法を取っています。

 

 

 

HANDMADE

D.I.P.で提供するプラスチック鉢は全てハンドメイドでの制作です。

生産過程に機械やデータを用いるのではなく、そのほとんど全てを生の人の手を使って行っています。

 

機械に頼らず人の手でプラスチックという素材を使って一つの商品を作り出す作業は、時間も労力も膨大に使います。

しかし、「不完全を愛する」という日本の美意識を表現する為には、人の手を介してでしか出すことのできない線が不可欠だと考えました。

 

完璧なものではない、その僅かな誤差こそ、プラスチックという素材に新たな価値を吹き込む欠かすことのできない要素であると感じています。

職人が魂を込めて作り上げた陶器の美しい線を、プラスチックという新しい素材で生み出す。

 

作り手の一方的で身勝手な想いかもしれませんが、D.I.P.の鉢を手にして頂いた方に、人の手で作り出す商品の温かみや美しさを少しでも感じて頂ければ、とても嬉しく思います。

 

皆様が想いを込めて手にした植物。

その大切な植物を育成する喜びの一助となる鉢作りを妥協なく行って参ります。